犬や猫への危険な副作用!そのお薬、本当に大丈夫?

犬や猫への危険な副作用!そのお薬、本当に大丈夫? 副作用について

犬や猫のお薬、獣医師からきちんと説明を受けて処方してもらってますか?

どんなお薬にも副作用が必ずあります。

今回は、実際に報告されているペットのお薬の副作用について調べてみたので、購入・使用の参考にしてください。

通販サイトから気軽にお薬を購入できる

Amazonで猫や犬の薬を買う 副作用は大丈夫?

犬や猫のお薬は、獣医師から処方してもらって購入するのが基本です。

ですが、今はAmazonや楽天市場といった通販サイトから気軽に購入できるお薬もあります。気軽に購入できるからと言って、副作用やアレルギーの危険性がないわけではありません。

お薬の使用上の注意・副作用について必ず読もう!

処方してもらった薬、通販で購入したお薬の「使用上の注意」は読んでいますか?

正直、しっかりと読んでいる人の方が少ないんじゃないかと思います。

ですが、ペットの飼い主として必ず読むべき内容なので、しっかりと目を通すことをオススメします。

じゃないと、大切な犬や猫にとって危険なことが起きてしまうかもしれません。

私も改めて使用上の注意を読んでみようと思います。

以下の画像はフロントラインプラス猫用の使用上の注意です。ちょうど通販サイトから購入していたので、箱から取り出してみました。

フロントラインプラスの使用上の注意

正直、有効成分や含量を見ても、獣医師でもなければ薬剤師でもないので何のことやらさっぱりわかりません。

私たち飼い主は、お薬の

  • 効能又は効果
  • 用法及び用量
  • 使用上の注意

はしっかり読んでおきたいですね。

フロントラインプラスの副作用については、使用上の注意の「猫に関する注意」に記載されています。

フロントラインプラス「猫に関する注意」

もし、動物が舐めた場合、溶媒の性状のため一過性の流涎が観察されることがある。そのため、滴下部位を他の動物が舐めないように注意すること。
まれに、他の外用殺虫剤と同様に本剤の使用後、個体差による一過性の過敏症(投与部位の刺激によるそう痒、発赤、脱毛)が起こることがある。もし、症状が持続または悪化する場合は、直ちに獣医師に相談すること。

人のお薬の場合、わかりやすく「副作用」って書かれた項目があったような気がするんですけど、動物用医薬品、少なくともフロントラインプラスには、そういった項目がありませんでした。

注意して読まないと見逃すことがあるのでしっかりと目を通すことをオススメします。

フロントラインプラスの副作用は、お薬を舐めちゃうとヨダレが出たり、薬を付けた部分がハゲちゃったりすることもあるから注意してね、ってことのようです。

でも、これだけなら重篤な副作用でもないから安心して使用できそうですよね。

獣医師による副作用の報告義務

先ほどの使用上の注意が書かれた紙、一番最後に一番小さく書かれている文字を読んでみましょう。

獣医師、薬剤師等の医薬関係者は、本剤による副作用などによると疑われる疾病、障害若しくは死亡の発生又は本剤の使用によるものと疑われる感染症の発症に関する事項を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するために必要があると認めるときは、製品情報お問い合わせ先に連絡するとともに、農林水産省動物医薬品検査所にも報告をお願いします。

簡単に言えば、「薬を使って怪しい副作用を確認したら農林水産省に連絡してね」ということです。

日本獣医師会でも副作用報告が義務付けられています。

薬局開設者、病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者又は医師、歯科医師、薬剤師、獣医師その他の医薬関係者は、医薬品又は医療機器について、当該品目の副作用その他の事由によるものと疑われる疾病、障害若しくは死亡の発生又は当該品目の使用によるものと疑われる感染症の発生に関する事項を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大臣(農林水産大臣)に報告しなければならない。

日本獣医師会 副作用報告

副作用を報告する動物医薬品検査所とは?

犬や猫のお薬に副作用が認められる場合、農林水産省の「動物医薬品検査所」へ報告してくださいと書いてありました。

「動物医薬品検査所」は、動物用医薬品や医薬部外品など、動物にとって安全に使用できるかを審査・検査する機関です。

動物用医薬品の情報はすべてここに集まると言っていいでしょう。

日本全国で確認された犬や猫への副作用についても、動物医薬品検査所に集まります。

動物医薬品検査所の副作用情報データベース

動物医薬品検査所に集まった副作用情報は「副作用情報データベース」として公式サイトに公開されています。

この副作用情報は、一般の私たちでも見ることのできる情報です。

知りたいお薬の名前を検索すれば表示されるので、気になるお薬の副作用について調べてみましょう。

例として、犬や猫に使われる人気のお薬についての副作用をいくつか調べてみました。

フロントラインプラスの副作用について

ノミ・マダニの駆除薬として人気の「フロントラインプラス」の副作用について検索してみます。

ノミ・マダニの駆除薬は飼い主や犬・猫にとっても馴染み深いお薬だと思います。

フロントラインプラスの副作用で検索すると、「毛が抜けた」とか「吐いた」という口コミは見聞きしますよね。

では、全国から報告される重篤な副作用はどのような感じかというと、

副作用転帰
元気消失(ぐったりした状態)、膀胱結石、
尿道結石、死亡
死亡
嘔吐、元気・食欲消失死亡
虚脱死亡
食欲不振、元気消失、肝酵素の上昇死亡
元気消失、食欲廃絶、呼吸促迫、嘔吐、
低体温、腹式呼吸、開口呼吸、意識混濁、
白血球数増加、カリウム値低下
死亡

フロントラインプラスを使用後、死亡している例も少なくありません。

副作用情報データベースを見てもらえばわかりますが、フロントラインプラス使用前後の健康状態や経緯が不明な場合が多いため、直接的な因果関係は不明とされています。

副作用の発症率(報告数)を見てみると、年に3~4件ほどです。全国でどれほどの犬や猫がフロントラインプラスを使用しているかはわかりませんが、少ない数字と言えそうです。

ですが、薬を投与後、死亡した例もあるということは頭に入れておく必要がありますね。

ネクスガード・ネクスガードスペクトラの副作用について

ネクスガードは犬のノミ・マダニの駆除効果があるお薬です。

ネクスガードスペクトラは、ネクスガードの効果+寄生虫駆除+フィラリア予防のお薬です。

副作用転帰
食欲減退、元気消失、低体温(35℃)、
粘膜蒼白、呼吸促迫、肝酵素及びCKの上昇、
溶血の疑い(オレンジ色の尿)、吐血、死亡
死亡
右側顔面の痙攣、起立不能回復
震え、起立不能回復
ひどいふらつき、食欲不振、元気消失回復
痙攣不明

ネクスガード、ネクスガードスペクトラの副作用は、年に10件以上は報告されているようです。人気のお薬なので、10件/年という報告数は少ないんじゃないでしょうか。

副作用確認後、回復した例もありますが死亡している例もあるので、使用前には獣医師の診察をしっかり受けておきましょう。

レボリューションの副作用

レボリューション(ストロングホールド)は、ノミ・ダニ・寄生虫の駆除、フィラリア予防のできるお薬です。海外市場ではストロングホールドという名前で販売されています。

副作用転帰
死亡死亡
元気消失、死亡死亡
痙攣回復
体調不良、脱毛、下痢、食欲不振、痙攣、死亡死亡
重度の貧血治療中

レボリューションも重篤な副作用の報告があります。

新しく発売されたレボリューションプラスも副作用の報告があるので、使用前に獣医師へ相談してください。

副作用の危険性を避けるためには?

ペットのお薬は通販サイトから購入できたり、海外から個人輸入することで気軽に入手することができます。

お薬によっては、大切な犬・猫に重篤な副作用を起こす危険性があります。

購入・使用の前に、必ず獣医師に相談し、自分の大切なペットに必要なお薬は何なのか?しっかりと理解しておきましょう。

逆に、獣医師が処方するお薬は適切なのか?疑問に思ったときは、セカンドオピニオンで他の動物病院で診察してもらうことも検討しましょう。

犬・猫のお薬の副作用を調べる方法についてのまとめ

犬や猫に使用するお薬には必ず副作用があります。

全国で確認された重篤な副作用は動物医薬品検査所「副作用情報データベース」で確認できます。

気になるお薬があれば購入・使用の前に、検索をして調べてみることをオススメします。

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